しぶこの陰はもう御免！賞金女王・鈴木愛の気合は怒り・ふてくされと料理作り

日本女子プロゴルフツアーが始まりました。
アース・モンダミンカップ（6/25～28、千葉カメリアヒルズＣＣ）
無観客試合ではありますが、男女通じて初のツアー再開です。

その試合に臨む2019年賞金女王の鈴木愛プロ。
今年はどんなプレーを魅せてくれるか楽しみですが、
その鈴木愛プロの「ゴルフ愛」は相当なモノであることがわかりました。

今回は、ゴルフ界のクイーン・鈴木愛プロについて書いてみます。

しぶこの陰はもう御免！賞金女王・鈴木愛
ゴルフ始めたキッカケは沖縄の●ちゃん

鈴木愛さんが、ゴルフをやろう！と思ったキッカケは、宮里藍さん。
2004年に宮里藍プロが「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で優勝。
テレビでそのシーンを見てゴルフの魅力にはまり、翌2005年当時、小学校5年生だった
愛さんはゴルフクラブをにぎり始めます。

こちらが、鈴木愛プロのプロフィールです。

【名前】　　　鈴木愛　（すずきあい）
【生年月日】　1994年5月9日
【出身地】　　徳島県三好郡東みよし町
【身長】　　　155㎝
【好きな食べ物】　鍋料理

鈴木愛さんは、2009年に中学生で「四国女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝。
これでゴルフの面白味、自信をつけ、愛さんはプロゴルファーを志すことになります。
そして、練習に練習を重ね、2013年にプロテスト合格。
翌2014年には、国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」でツアー初優勝。
プロデビューから4年目の2017年には2勝を挙げて初の賞金女王となっています。
そしてそして、2019年はさらに輝く年に！
「樋口久子三菱電機レディース」「TOTOジャパンクラシック」「伊藤園レディース」と
史上2人目となるツアー3連勝を達成するなど、年間7勝をマーク。
賞金女王の座をめぐって渋野日向子、申ジエと最終戦までもつれるデッドヒートを展開し、
見事2人を抑えて2度目の賞金女王を獲得しました。

出典元：https://www.sankei.com/sports/

そんな鈴木愛プロのここが凄い！と
女子プロのキャディーらがこんな話をしています。

鈴木愛プロは、昔の「ヤーデージブック」を持っているそうです。
「ヤーデージブック」とは、ゴルフ場の1ホールごとの簡単な形状と
OBの有無などの表示からねらい目のアドバイスやバンカーや池までの距離など、
ホールの情報を記したもの。
「そんな娘はいない！」とキャディーら。

また、鈴木愛さんは、ケアのときに1時間あるバスタイムにも
お風呂に入りながら音楽を聴くときもあるそうですが、
YouTubeで前年の自分が出場した試合を見ることが多いといいます。

また、鈴木愛プロが強くなった理由として、
昔は、得意なコースは良かったが、
不得意なコースはよく予選落ちしていたところ、
2018年頃から苦手としていたコース（例えば、サントリー）も優勝するようになった。
それは、攻略を変えたりとかして、いろいろな準備をしているからだと。
例えば、
ピンポジによっては、ショートサイドに行ったほうがいいと思っていたが、
逆に、広いところに乗せたほうがやさしいラインがつくという発見。
ショートサイドもやさしいけれど、無理してそこに行かなくても
また違うやさしいルートがあることに気づいたといいます。

ゴルフに対するひたむきさはハンパではないですね。

しぶこの陰はもう御免！
賞金女王・鈴木愛の気合は怒り・ふてくされと料理作り

鈴木愛プロが賞金女王に輝いた2019年。
しかし、この年は渋野日向子フィーバーが吹き荒れました。

2019年8月に渋野日向子プロが「AIG全英女子オープン」で優勝！
実に42年ぶり！日本人のプロが海外のメジャー大会を制したということで、
そのビッグニュースが日本列島を駆け巡りました。

また、素敵な笑顔と試合中に平気でお菓子をほおばる姿、
試合中でもホールへの移動時、群がるファンに笑顔を振りまいての握手や
求められたサインに応じる光景などが好感を呼び、
渋野プロには「スマイル・シンデレラ」という愛称がつけられました。

そんな人気沸騰の渋野プロと賞金女王をかけて最終戦まで争い、
結果、勝利した鈴木愛プロですが、
2019年の国内チャンピオンになっても
全英を制覇した渋野プロのインパクトのほうが大きかった感があります。

出典元：https://headlines.yahoo.co.jp/

今年は、鈴木愛プロが海外メジャーを勝ち取る日が来るかもしれません。

鈴木プロは、
今や女子プロゴルフ界の第一人者になっていますが、
「自分はヘタクソ！」と言っているんだそうです。

練習量が多いのは有名。
これでもか！っていうくらい準備して試合に臨んでも
結果上手くいかないと、自分自身に対してえらく腹を立てるといいます。
すごく怒ったり、ふてくされたり・・・。

でも、怒るけれど、すぐ目の前の一打には冷静になるといいます。
怒ったまま、おかしくなってしまうことがないということですが、
それは、やはり「ゴルフ愛」でしょう。
こんなことがあったそうです。

ある大会の3日目が終わったあと・・・
どしゃ降りで外で誰も練習できないなか、
キャディーのロッカールームの奥に敷かれているじゅうたんの上で
真剣にパターの練習をしていたと。
次の日は7時スタートだから、3時頃には起きなければいけないというのに。
少しでも早く帰って休むべきところ、キャディーは驚いたそうです。

そして、

そんな鈴木愛プロのパワーの源は、やはり食生活。
こんなこと言うとちょっと失礼にあたるかもしれませんが、
鈴木プロ、見た感じズッシリした感がありますよね。
そのカラダから放たれるティーショットは、安定感があります。

鈴木愛プロは、料理はよくやるそうです。
自分でよく作ると。
オフシーズンにアメリカで合宿をするときは、毎日作るそうです。
得意料理は、プロフィールに「焼きそば」と書かれていましたが、
同じモノは作らないとのこと。
なぜなら、毎日同じモノは食べたくないから。
新しい料理を調べて作るのが好きなんだと。
メニューが思い浮かばないときは、クックパッドを見たりとかしているそうです。

出典元：https://www.chunichi.co.jp/

鈴木愛プロは、天狗にならない。
これだけ勝っても、高額賞金を稼いでも現状に満足せず、
満足に浸るどころか、自分は下手なんだ！と言って、とにかく練習する。
ストイックなんですね。
渋野プロが、TVのバラエティー番組や年末年始、お正月番組などに出演している間、
鈴木プロは、練習を続けていたのかもしれません。