世界陸上、リレー悪夢の転倒からの大逆転!オランダ・ボルは元々柔道家だった!その理由は

世界陸上2023、
ハンガリー・ブダペストを舞台に8月19日から8月27日まで開催されたスポーツの祭典。
今回もたくさんの記録、涙、感動、ドラマが生まれました。

そのなかでも「こんなことってあるのか!」と驚いたのが、
4×400mリレーでのフェムケ・ボル選手(オランダ)
彼女は女子4人でのリレーだけでなく、男女混合リレーにも出場。
しかも、いずれもアンカー。
そこでとんでもない光景が目に飛び込んできました!
とにかく凄かった!

今回は、圧巻のドラマを見せてくれたオランダのボル選手にスポットを当てます。

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世界陸上、リレー悪夢の転倒からの大逆転!

出典元:https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/111687

大会初日の男女混合4x400mリレー決勝
衝撃のシーンは、最終走者がゴールまで残り5メートルといったところで起こりました。

レースは、アメリカとオランダの一騎打ちに。
第三走者(男子)はほぼ並んで壮絶デッドヒートを展開。
そのままアンカーにバトンを渡すと、オランダのフェムケ・ボルが前に出る。
トップを譲らず、残り5メートルそのままゴールテープを切るかと思われた瞬間、
なんと、ボルがバランスを崩して転倒。
バトンも手からこぼれ落ちた・・・
そして、金メダルも・・・
このまさかのシーンにアメリカのホームズは「やった!」とばかり白い歯が。

「隣に誰か来ていると感じた瞬間には地面に倒れていた」
肩を落としたボルは、声を振り絞ってそのように話したようです。

出典元:https://the-ans.jp/news/347126/

その衝撃の映像(最終走者のみ 2分03秒)⇒ こちら

フルバージョンは、こちら

オランダ・ボルは元々柔道家だった!その理由は

泣くに泣けない結末。
ここまでトップで繋いでくれた仲間への思い。
このとき、ボルの胸中に去来したものは・・・

そんな悔しい思いを胸に臨んだ大会最終日の女子4x400mリレー
ここでもボルは最終ランナー。
3位でバトンを受け取ると快足を飛ばし、ジャマイカ、イギリスを追うオランダ・ボル。
そして、このあと信じられない劇的瞬間が訪れます。

こちらの映像で。↓

【ラスト5mの大逆転!】マルチアングル版「超劇的のドラマ」【世界陸上ブダペスト最終種目/女子4×400mリレー決勝】ハイライト

ゴール残り5メートルで一気に前の2人を抜き去り、歓喜のフィニッシュ!
大会初日の混合リレーでは、同じ場所で悲劇を演じてしまったが、
最終日では、まさに電光石火!驚愕の走りを魅せてくれました。

出典元:https://news.goo.ne.jp/

こちら、フェムケ・ボル選手のプロフィールです。

【名前】   Femke Bol (フェムケ・ボル)
【生年月日】   2000年2月23日
【生まれ】  オランダ Amersfoort
【身長】   184㎝
【最終学歴】   Wageningen University  専攻:communication sciences

ボル選手は、子供の頃、転んで腕を二度骨折しています。
そして、病院で診てもらったところ、ドクターから柔道をやるようにと勧められたそうです。
理由は、転び方を学ぶためだと。

ボル選手が陸上競技を始めたのは、兄の影響だといいます。
4歳上の兄は、地元のクラブAVトライアスロンの会員。
その兄に倣い、ボル選手は陸上競技の練習を始めます。
陸上競技にすっかりはまってしまった彼女は、
インタビューを受けたとき、陸上競技について次のように語っています。

「それは常に頭を空っぽにして、他のことをあまり考えずにただ楽しむための方法。
それが今でも私がこのスポーツをとても気に入っている点だ。」

2014年、 ボル選手は別の地元クラブである AV Altis に移籍。
そこで、コーチのヴェルナー・アンドレアが彼女の才能を見い出したといわれます。

ボル選手は、2015年、15歳の時にオランダの400m年齢別大会で優勝。
そして、2015年~2017年の間に400m(屋外と屋内)で5つの国内ユースタイトルをゲット。
さらには、2018、2019年には4つのジュニアタイトル(400m屋外、屋内、ハードル)を獲得しています。

ボル選手の最高世界陸上ランキングは、
2021年~2023年、400メートルハードル 1位
2023年、400メートルハードル 3位
2023年の女子総合ランキングでは、2位
また、2021年の欧州陸上競技・ライジングスター・オブ・ザ・イヤーに輝き、
2022年には、ヨーロッパ・アスリート・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

まとめ

今回の大逆転劇には、私も思わず「スゴイ!」と大きな声をあげてしまいました。
混合リレーでの転倒は悔やんでも悔やみきれなかったと思います。
でも、最後のリレーまで時間があったことで気持ちの切り替えもしっかりできたのでしょう。

小さい頃からよく転んでいたんですね。
柔道を始めた理由が転び方を学ぶためとは・・・思わず笑ってしまいました。

ボル選手のこれからの活躍に期待します。

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