女子レスリングの軽量級ファイター
登坂絵莉
登坂選手と言えば、2016年ブラジル・リオデジャネイロ・オリンピック
女子レスリング48キロ級の金メダリスト
決勝では、アゼルバイジャンの選手と対戦。
前半、ポイントを取られ相手にリードを許すも
後半、残り5秒で電光石火の大逆転!
片足タックルから相手のバックを取り、悲願の金メダルを手にしました。
決まった瞬間、両手をたたいて喜びを表したシーンは、今も脳裏に焼きついています。

そんな登坂選手が、
TV番組で面白い逸話を公開していました。
その番組は、BSテレ東、日曜日放送の『辰巳琢郎の葡萄酒浪漫』
ワイン好きな辰巳琢郎が、毎週2人ゲストを招いて、ワインと美味しい料理に舌鼓を打ちながらトークを展開する番組です。
この日のゲストは、登坂絵莉と富山県知事の新田八朗氏でした。


辰巳さんからは、登坂選手にやはり「食」に関する質問が・・・。
「試合前は、縁起かついでカツを食べるとか、何かあるんですか?」
すると、登坂選手
「試合前、あるものを食べるルーティンがあるんです。」
それは、
レスリングの試合前の計量、
普通は試合当日に行なっているようですが、
リオ五輪のときは前日に行なっていたそうです。
その計量をクリアすれば、試合までは何をどれだけ食べてもかまわない。
そこで、たくさん食べれば体重も重くなるし、
相手の上に乗ることがよくあるレスリングには有利かと。
なので、晩御飯はもちろん食べるが、登坂選手は寝る前にも食べていたそうです。
じゃぁ、ナニを食べようか・・・と考えたときに
麺類が食べやすいな。
そこで、海外にいても日本と同じように食べたいと思ったら、この食に行き着いたと・・・。

カップうどんです。
試合前日の夜10時にカップうどんを食べていたそうです。
以前は、牛丼を食べていたといいます。
しかし、このようなケースにおいて、牛丼は胃腸の弱い人にはあまりよくないと。
軽量までの数日、ほとんどお腹にものを入れていないなかで急に牛丼を食べて
消化がうまくいかなかったという選手もいたとか。
でも、登坂選手は大丈夫!まったく問題なし。
胃腸は強かったようで、計量後、体重を増やす力は長けていたと言ってました。
なので、クラスは48キロ級だけど、試合当日は53キロ。
+5キロくらいカンタンに戻して戦っていたそうです。
2022年に現役を引退したあとは
スポーツはほとんどやっていないそうですが、
最近、カラダを動かしたいと思って、吉田沙保里や伊調馨など同じ金メダリストがレスリングを学んだ母校・志学館大学の先輩・後輩らと代々木公園で久しぶりにトレーニングをしたといいます。
そのトレーニング方法は、レスリングでは人を使った練習が多いとのこと。
ダンベルなど重りを持つと重力が下だけにかかるが、人を持ち上げたりすると動いて重心が変わったりするので体感とかも鍛えられ、重りとはまた違ったトレーニング効果が得られるという。
そのようなことから、大人2人を左右の肩に担いだり、両脇に抱えて走るトレーニングをしたらしいです。
翌日は、全身ハンパない筋肉痛だったと。

現在、登坂さんは、スポーツの楽しさを伝える団体を設立しています。
子供たちにスポーツを通じて人生を豊かにしてほしいという思いから、特別支援学校や児童養護施設、離島などスポーツをする機会が限られている子供たちに向けてスポーツを届けていく活動を進めています。
活動名は、『スマイル・コンパス』
元なでしこジャパンの岩渕真奈さんと一緒に全国各地で広めているそうです。

スポーツは、勝ち負けだけの世界じゃない。
子供たちに「スポーツやろう!」と言っても
なかには「負けるのがイヤだから・・・」という子もいる。
でも、
出来ないことが出来るようになる!
仲間と一緒に頑張れる!
そのようなスポーツの楽しさもあったなという自分の経験から「結果」だけでなく「過程」にも目を向けてほしいという思いで立ち上げたということです。

うん、素晴らしい!!!
これまで、京都や秋田、与論島にまで。
そして今は、富山での活動を進めているとのことです。
あの感動から10年。
結婚、出産を経て、現役から身を引いても再びスポーツの世界に戻って、全国の子供たちにスポーツの楽しさ、素晴らしさを伝えている姿には感服します。
頑張っていただきたいです。