あなたは、愛車のエンジンが突然かからなくなった!
という経験ありませんか?
もし、そうなったら焦りますよね。
クルマを停めている場所がコインパーキングだったら
出たくても出れず駐車料金が膨らむ一方となってしまうし・・・
でも、そのような緊急事態に遭遇しても
この内容を知っていれば、焦らず、かからなくなったエンジンを
かけることができます。
その内容をお伝えしましょう。
目次
愛車のエンジンが突然かからなくなったら?
これは私の体験談です。
私の愛車は、もう16年乗っており、これまで走った距離数は16万kmを超えています。
エンジン始動もボタン式ではなく、キーを差し込むタイプの古い部類のクルマです。
あるとき、隣町の食品スーパーまでクルマで行き、買い物を済ませて
駐車場に置いていたクルマに戻り、エンジンをかけようと
差し込んだキーを回しましたが・・・
音がまったくしない!
メーターの各種ランプは点く。
しかし、エンジンがかからない。
でも、そのときはもう一度キーを回したらかかったので、
とくに問題視していませんでした。
そして、
自宅の町に帰ってきて、まず、ガソリンスタンドに寄りました。
そして、給油を済ませたあと、エンジンをかけようとしたら、またかからない。
今度は何回キーを回してもダメ!
かからない! かからない! かからない!
ここは、セルフのガソリンスタンド。
「まずい! 入ってくるお客さんに迷惑をかけてしまうな・・・」
でも、ここはレーンが8つあるスタンドで
時間も日曜日の夜8時を過ぎていたということもあり、
給油に入ってくるクルマはほとんどありませんでした。
私は、スタンドの事務所の係員に状況を話しましたが、
技術者がいないということでスタンドからサポートをもらうことはできず。
ディーラーからアドバイスをもらおうと電話しても
営業時間外でつながらない。
そのあと、またエンジン始動してみてもダメ。
かからない!
仕方なく、JAFをコールしました。
すると、地元の自動車整備工場の人が駆けつけてくれました。
JAFと提携している会社が地元にあったことで、そんなに長く待たされることも
ありませんでした。
そして、現象を見てもらったところ、
エンジンがかかりました。
さぁ、それはどうやって?
スターターモーターなら●●するとかかる!
エンジンがかからない原因は何か?
自動車整備工場の人から言われたのは、
まずはバッテリーを疑うが、バッテリーでなければ
考えられるのは「スターターモーター」だと。
スターターモーター
その名のとおり、エンジンをスタートさせるためのモーターです。
別名「セルモーター」とも呼ばれます。
場所は、ボンネットを開けると、(下の画像は私のクルマですが)
スターターモーターは手前側に位置しています。
このモーターの仕組みは、
エンジン始動ボタン、またはキーを回すと
モーターに電気を伝えるブラシに電気が流れてモーターが回り、
エンジンがかかるようになります。
出典元:https://seibii.co.jp/blog/contents/starter-motor-summary/
しかし、
そのブラシは普段我々が手にするブラシと同様、柔らかい素材でできているので、
年数がたつとだんだんと摩耗していきます。
摩耗が進むとモーターと触れない部分ができてしまうため、
その状態でエンジン始動してもかからない!ということなんです。
では、その場で
どうすればエンジンはかかるようになるのか。
それは、このスターターモーターを金属棒などで軽くトントンと叩くのです。
叩くとブラシが動き、モーター部と触れるようになるので、そこでスイッチを入れると
電気が流れてエンジンがかかるというわけです。
スターターモーター(セルモーター)は、
エンジンを始動させるためのモーターなので、エンジンがかかればお役御免となります。
このときもモーターを叩いたらエンジンがかかりました。
そして、エンジンをきって、またかけようとしたらかからない。
再度、叩いたらかかりました。
悪い箇所が特定できました。
私は、整備工場の人にスターターモーターの交換を依頼しましたが、
部品が届いて交換作業ができるのは数日後ということなので、
それまでは、この接触不良をもったモーターをつけたまま、自分のクルマを
動かさないといけません。
でも、応急処置の仕方を知ることができたのはよかったです。
モーターの仕組みがわかり、叩いて一発でエンジンかからなくても
何回か叩くことを続ければ必ずかかるということなので、不安はなくなりました。
実際、そのあともエンジンがかからないこと、何回かありました。
でも、クルマを停めている場所は、コンビニに行ったときも駐車スペースに
停めているので、周りに迷惑かけることないですし、焦りが出ることもありませんでした。
そして、ボンネットを開けてスターターモーターを金属棒で2~3回叩きました。
一発でエンジンがかからないときもありましたが、再び、叩いたらかかりました。
このスターターモーター(セルモーター)
消耗品であることからクルマの部品のなかでも必ず壊れるときがくる部品です。
その寿命は、
年数なら、10年
走行距離では、10万㎞
これが目安だそうです。
私の場合は、これを優に超えていました。
車検でチェックしてもらえる箇所ではありませんからね。
もしかしたら、あなたはエンジンオイルなど交換する時期を忘れないよう、
スマホのカレンダーアラームなどに入れられたりしているかもしれません。
この消耗品であるスターターモーターもカレンダーに入れておくといいかも
しれませんね。
まとめ
いかがでしたか。
エンジンがかからなくなったときはホント焦りました。
応急処置として、スターターモーターを金属棒で叩け!ということですが、
金属棒と言うと、どのクルマにもジャッキアップの金属棒は積んであると思いますが、
取り出すときは、後ろに荷物を積んでいる場合は下ろさないといけないので面倒です。
ペンチなどの金属物をすぐ取り出せるように積んでおくといいかと思います。