アントニオ猪木氏。
「燃える闘魂」の愛称で日本のプロレス界を牽引してきた伝説のプロレスラーです。
1998年4月4日、東京ドームでの引退試合からもう22年が経ちますが、
リングを降りてからも世の中に元気を発信し続けています。
その猪木さん、
最近、あるプロジェクトに携わっているというのですが、その内容が凄まじい!と
注目されていますので、ここでも取り上げたいと思います。
そのプロジェクトとは、世界に溜まっているゴミの山をその場で一気に蒸発させて
消してしまうというのですが、何を使って消すの?
それは「水プラズマ」だと。
えっ!ナニそれ? 水で消すっていうの? どうやって?
調べてみました。
目次
アントニオ猪木がノーベル賞候補に?
世界中のゴミの山を一気に蒸発させる必殺技とは
出典元:https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/
・プロスポーツ界きっての夢追い人
アントニオ猪木さんは、
少年時代、一家でブラジルに移住しているときに日本プロレスの父と言われる力道山に
スカウトされ、プロレスラーに。
1960年9月30日のデビュー戦から1998年4月4日の引退式まで38年間、力道山亡きあと、
ライバルのジャイアント馬場さんとしのぎを削って日本プロレス界を盛り上げてきました。
藤波辰爾や長州力、前田日明、高田延彦らは、みんな猪木さんの弟子です。
そのアントニオ猪木さんのプロフィールは、コチラ。
【名前】 アントニオ猪木 (本名:猪木寛至 いのき かんじ) 【生年月日】 1943年2月20日 【出身地】 神奈川県横浜市鶴見区 【身長/体重】 191㎝ / 106kg(現役時代) 【血液型】 AB型 |
猪木さんは、現役時代からプロレスをやりながらいくつか事業にも着手してきています。
ブラジル料理のレストラン経営やタバスコの輸入、
ブラジルでサトウキビの搾りかすを牛の飼料に変えるリサイクル事業など。
「レスラーだって、こういうことをやれるんだ!」
プロレスはただカラダが馬鹿でかい頭の悪い人間がやるものだ!という
冷たい世間への反発心もトリガーとしてあったようです。
とくに環境問題は、猪木さんはとても興味があるようで、
以前、過激な実況アナとして金曜夜8時のワールドプロレスリングを担当していた
古舘伊知郎さんに「アンデス山脈をブチ抜いてトンネルを作りたい」なんてことを
言ったこともあるそうです。
上手くいかず途中で挫折した事業もあったようですが、まさしく冒険家。
やりたい!と思ったことは、頭で考えるよりも先にカラダが動くという
チャレンジ精神旺盛の夢追い人と言っていいと思います。
・水プラズマのチカラが世界のゴミ問題を解決する!
アントニオ猪木さんが
今回、携わっているプロジェクトは、
「水プラズマ」で世界中に山積しているゴミをその場から一気に消してしまおうと
いうものです。
まずは、こちらの動画をご覧ください。
9分42秒と少し長い動画ですが、
メインの水プラズマ実験は、3分23秒後から始まります。
プラズマの威力。
動画を見てビックリしました。
短くなった金属棒のなくなった部分は、焼けたわけではない、溶けたわけでもない。
10000~20000℃の温度に当てられたことで蒸発して消えたというわけです。
プラズマというのは「雷」のことだそうです。
固体をどんどん温度を上げていくと、固体 → 液体 → 気体 と変化していきますが、
そのさらに上の状態がプラズマで、そのときの温度は10000℃
この状態だと物質を構成する分子レベルに分解できるということです。
このプラズマの研究を長年にわたってされてきたのは、
動画で猪木さんと一緒に出ていた九州大学の渡辺隆行教授です。
その渡辺教授は、プラズマを水で作ることに取り組み、見事、成功しました。
仕組みを簡単にいうと、
プラス、マイナス、2つの電極をもつ装置の中に水を入れ、
その電極間に電気を通して、小さい雷のような放電を起こします。
すると、その雷が水を原子上の水素と酸素に分解します。
そして、電子が水素と酸素と衝突して超高温のプラズマを作り出すというわけです。
これが「水プラズマ」
プラズマを作るのに、今回、なぜ水を使うのか。
それは、水を使うことで物質を分子レベルに分解したときに水素エネルギーを産みだす
ことができるからだそうです。
プラズマに当たった部分は、煙も出なければ、臭いもなし。
肉眼では消えて見えないが、分子レベルとなって無害化されている状態で
大気中に放出、分散されていることになります。
今回、この渡辺教授のプラズマ研究と
プロレスの海外遠征で世界各国を回って大量のゴミの山を見てきた猪木さんの
解決に向けての思いがタッグを組んだ形となりました。
この水プラズマ技術。
金属が動画で見ていただいたように消えてなくなってしまうのですから
ゴミなどはあっという間だと思います。
まさに猪木さんの得意技である「延髄斬り」のように電光石火といっていいでしょう。
出典元:http://nonki111.blog19.fc2.com/
まず、ゴミの解消で取っ掛かりとしてフォーカスしているのは
フィリピンだそうです。
スモーキー・マウンテンというフィリピンのスラム街に
ゴミが山のようになって捨てられている場所があるようなのですが、焼却したくても
フィリピンでは、その場所でゴミは燃やさないという規定があるとのこと。
そのため、フィリピン政府とすでにアライアンスを組み、現物(プラズマ装置)を
見せるべく、Inoki LABと銘打たれたトラックを輸出する手配をしているそうです。
フィリピンでの解決に成功し、次々と世界各国で環境破壊の要因となっているゴミが
解消されれば、ノーベル賞も夢ではないでしょう。
評価の対象が、
水プラズマの研究であれば、ノーベル物理学賞? 渡辺教授でしょうけど、
世界のゴミ解消活動となれば、プロジェクトチームとしてノーベル平和賞?
そうなると猪木さんも受賞者となりますね。
そうなったらこれは凄いことです。
この壮大なプロジェクト、今後も注目していきたいと思います。
まとめ
猪木さんが引退してもう22年。
年齢も77歳です。
最近は「もうそろそろ天からお迎えが来てもおかしくない」なんてことを
よく口にしていますが、まだまだ日本一元気なお爺ちゃんでいてほしいです。
本人も「最後の闘魂」と言っています。
フィリピンからスタートする水プラズマ・プロジェクト。
地球規模での成功を祈願いたします。