K-1グランプリ@埼玉にやっぱりコロナ感染者?初代王者は永遠の眠りに!死因は?

全世界でパンデミックとなった新型コロナウィルス。
その影響で、スポーツや音楽イベントなど、中止や延期、無観客での興行開催が
相次いでいるなか、3月22日(日)通常通り観客を入れての大会を執り行なった
イベントがありました。

格闘技興行、K-1 WORLD GP (場所:さいたまスーパーアリーナ)

この強行開催したイベント会場で、発熱患者が出たといいます。
そして、このK-1グランプリで初代チャンピオンに輝いた伝説のファイター、
ブランコ・シカティック選手がなくなったというニュースが飛び込んできたので
今回は、そのことについて書いてみたいと思います。

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K-1グランプリ@埼玉にやっぱりコロナ感染者?

K-1とは、キックボクシング、空手、憲法、カンフーなど、頭文字に「K」のつく
立ち技系の格闘技のことです。

その立ち技の打撃系格闘技における世界一のファイターをトーナメント形式で決めようと
K-1グランプリは、1993年に船出しました。
出場する選手は、長身で体重100キロ近いヘビー級戦士ばかり。
そのもの凄い迫力に、放映局のフジテレビも毎年定期的にゴールデンタイムに2時間枠で
中継するなど、K-1グランプリは人気格闘技イベントとして定着しました。

また、「K-1」というネーミングもヒットの要因に!
当時は、F-1(Formula 1)グランプリが人気を博していたこともあり、カーレースの
F-1に対して、こっちの格闘技はK-1だと、響きがとても良かったのですね。

しかし、2011年頃からK-1イベントを運営する会社が経営不振に陥ったことから、
K-1グランプリのTV中継は見られなくなりました。
とはいっても、K-1の火は消えておらず、中・軽量級のファイターたちによる興行
イベントは行なわれているようです。
そのイベントが3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されました。

    

出典元:https://www.akippa.com/akichan/   https://matomedane.jp/

新型コロナウィルスが世界中に蔓延している、この時期。
埼玉県知事から自粛するよう要請を受けているも
主催者側はしっかりとした対策を講じるということで開催に踏み切りました。

その対策とは、

・来場者へのマスク配布
・入場口をはじめ館内の各所に消毒液を設置
・館内に殺菌除菌効果のあるミストを噴霧
・サーモグラフィーの設置
・ミネラルウォーターの配布
・会場の扉をあけて常時換気
・観客にチケット半券への連絡先(氏名、住所、TEL)記入依頼
(感染が確認された場合、すぐ対応できるようにするための策)等々

この日、発表された観客数は6500人。
さいたまスーパーアリーナは、日本の屋内会場として、そのキャパ能力はトップクラス。
フルハウス状態だと3万人くらい動員できます。

しかし、今回は観客ひとり一人、間隔を空けるようにして席を配置したということで、
観客動員の数字は小さいモノになりました。

観客のほとんどがマスクを着用しています。

   

出典元:https://matomedane.jp/

それでも、やっぱり出た! 発熱患者!
PCR検査を受けている!と。

その検査の結果、この発熱者は「陰性」であることが大会2日後にわかったそうです。
K-1関係者は、ホッと胸をなでおろしたことでしょう。

しかし、PCR検査の精度には限度があるようで、実際は感染しているが「陰性」という
結果が出るときがあるようで、政府関係者は「引き続き警戒を強めていく」ということの
ようです。

今回のK-1を観戦した発熱者が実際のところどうなのか。本当に感染していないのか・・・
その辺は明らかになっていません。

出典元:https://matomedane.jp/

やはり観客を入れての開催はすべきではなかった?

試合の映像は、様々な手段でネットにアップすることができますし、
大相撲(三月場所)がそうしたように、せめて開催するのであれば「無観客」での
大会にすべきだったかと思います。
K-1主催側も後悔しているのではないでしょうか。

本日(3/25) 20時、小池都知事から
東京都では一日に確認された感染者の数がこれまでで最大の41人にのぼったということで
新型コロナについての緊急会見がありました。
平日の仕事は極力自宅で! 今週末(3/28-29)、不要不急の外出は控えるように!と。

今回、埼玉で強行開催をしたK-1
今週末の 3/28(土)にも東京・後楽園ホールで大会が予定されているようですが、
都のほうから「自粛するように!」と指示が出たとのこと。
K-1側も今度は言うことを聞いたようで、「無観客試合」を行なうということです。

K-1グランプリ初代王者は永遠の眠りに!死因は?

そのさいたまスーパーアリーナでK-1イベントが強行開催された3月22日(日)
奇しくも、この日に、海の向こうで一人のK-1ファイターがなくなりました。

ブランコ・シカティック選手(クロアチア)

K-1の記念すべき第一回大会(1993年4月30日、東京・国立代々木第一体育館)で
優勝した選手です。
トーナメント決勝戦でオランダのアーネスト・ホースト選手を右ストレート一発で
マットに沈め、見事、K-1の初代チャンピオンとなりました。

その戦慄のKOシーンがコチラ。

K 1 1993 Ernesto Hoost vs Branco Cikatic

シカティック選手のK-1試合での戦績は、11戦、6勝(6KO) 5敗。

引退後は、クロアチアにジムを開設。さらに要人を警護する警備会社を経営。
2018年に肺塞栓症、および敗血症を患い入院したそうですが、リハビリも満足に
できないほど、重い症状だったと・・・。
さらにはその後、パーキンソン病も発症していたといいます。
最期は、クロアチア・ソリンの自宅で家族に看取られて65年間の生涯に幕を閉じた
そうです。
どんなに強靭な肉体を持っていても悔しいですが病魔には勝てないんですね。

シカティック選手は、精悍なマスクでジェントルマンなイメージを持っていたので
私は好きな選手でした。

ブランコ・シカティック選手、残念です・・・
ご冥福をお祈りいたします。

まとめ

今夏の東京五輪も来年に延期するという史上初の大英断がなされました。

感染者を出してからでは遅い!
これ以上、感染者を増やしてはいけないときにできることは、
全世界の国民ひとり一人が危機意識をしっかり持って行動することだと思います。

みんなで協力し合って、この難局を乗り越えましょう!

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