柔道・井上康生監督の人情あふれる子供たちへのメッセージと妻・東原亜希のいま

柔道全日本男子監督の井上康生さん。

東京オリンピックが延期されましたが、日本のお家芸を率いる長として
「過程ではなく本戦で勝利をあげることが最大の目的なので、
チーム一丸となって戦っていくのみ。新たな情熱を持っている。」と
しっかり準備してそのときを待つ!という感じで意欲を見せています。

その井上康生さんの奥さんというと、元タレントの東原亜希さんです。
結婚されて子供も産んだことでTVでその姿が見られなくなりましたが、
今、母になってどんな毎日をおくっているのでしょう。

今回は、そんな井上康生さんと東原亜希さんについて書いてみます。

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柔道・井上康生監督の
人情あふれる子供たちへのメッセージ

井上康生さんというと、何といっても
2000年シドニーオリンピック柔道100㎏級での一本勝ち金メダル!ですね。
決勝で相手に放った切れ味鋭いあの高速「内股」を忘れることはありません。

その井上さんが監督を務める柔道全日本男子チーム。
2020東京オリンピックが、新型コロナウィルスの影響で一年後に延期されましたが、
代表選手は再選考せず維持する方針だそうです。
その代表選手を発表するとき、選考から漏れる選手のことを気遣い涙を流していた
井上監督をTVで観たときは私も涙が出ました。
どのスポーツでもそんな監督を見たことなかったですから。

そんな人情の厚い井上監督が
今、新型コロナの影響で様々なスポーツイベントが中止や延期になることで
気持ちが沈んでいる子供たちに向けてメッセージを送っています。

出典元:https://news.yahoo.co.jp/

全国高校総体や全国中学校体育大会など学生たちの体育の祭典が相次いで中止され、
本日(5月20日)は、夏の甲子園まで中止が発表されました。
このように普段、汗水たらして練習に打ち込んできても、その成果を発揮する舞台が
なくなったことで意気消沈している学生たちの思いを察してか、
井上監督は、「子供の頃を振り返っても目標がなくなったときの辛さは大きい。
少しでもチカラになれないかという思いで発信した。」と言っています。

そんな井上監督、自身のブログから
なんと小学生、中学生、そして高校生向けに別々に記事を書いてメッセージしています。

小学生へ

全国各地で大会が中止となり、柔道ができない日が続いています。
それぞれの大会を目標にいっしょうけんめいがんばっていたみなさんは今、
残念で悲しい気持ちでいっぱいなのではないかと思います。私も小学生のころ、毎年5月5日に行われる全国少年柔道大会に出場し、
団体戦、個人戦ともに優勝することが一番の目標でした。
道場の先生方やお父さんやお母さん、チームのみんなと目標に向かって
いっしょうけんめいがんばったことをよく覚えています。
それを考えると今の状況は、自分のことのようにくやしくて残念です。でも、みなさんと同じように小さいころから柔道をしてきた私が思うのは、
これまでみなさんが重ねてきた努力は、絶対になくならないということです。これから先、活かされるときがかならず来ますし、
今回のくやしい経験も、自分が成長するためのだいじな栄養になります。
その栄養は自分のものですから、自分次第でどんどんいかしていくことができるのです。柔道のけいこは今はできないかもしれません。
でも、柔道について学ぶことはできます。
いまだからこそ、柔道の大事な教えである
「精力善用」「自他共栄」について学んでみてください。そして、いろいろなことに工夫しながら挑戦したり、
家族やきょうだい、友だち、まわりの人たちのために、
自分にできることは何かもすこし考えてみてほしいと思います。明るい未来はかならずやってきます。
いっぱい柔道ができる日がやってきます。
その日までいましばらく、がまんしましょう。
私もできることをがんばってやっていきます!

中学生へ

インターハイと同様に全国中学校大会も中止が決まりました。
各地で行われるはずだった予選、そして本戦を目標に日々努力をされていた
皆さんにとって、とてもつらい、残念な決定だと思います。でも、柔道によって成長させてもらった私が思うのは、挫折や悔しい経験は、
間違いなく自分を伸ばす原動力になるということです。自分に何ができるかを考え、工夫し、そして実践していく力につながると思うからです。私は中学1年生の時、稽古中に足首を骨折し、
予選を棄権して全中本戦への出場はできませんでした。2年生の時の全中はベスト8で敗れて悔しい思いをしました。しかし、この経験が「強くなりたい、勝ちたい」という思いを更に駆り立て、
3年生で何とか優勝することができました。1年生で骨折した時は、腕を鍛えるトレーニングや片足でのスクワットなど
できる範囲での努力をしました。
また一流選手のビデオや近代柔道を擦り切れるほど見て研究しました。それがどのような効果を生み出したかはわかりません。
でも、創意工夫する面白さを知り、勝ちたい、強くなりたいという思いが
より一層強くなったと思っています。生きていく中で誰しも「成功(=自分の目標を実現すること)」もあれば
「失敗や挫折」もある。

「嬉しい、楽しい」こともあれば「悲しく、辛い」こともある。
また生きていくなかで「自分で変えられること」と「変えられないこと」もあると
思います。

でも、「挫折や失敗を活かし成功へと変えること」、
「悲しく、辛いことを力に変えて嬉しさや楽しさに変えること」、
「今は変えることができなくても、自分を変えることで未来を変えられること」は
少なからずあると思います。

今日という日は帰ってきません。
強い志と希望をもって前を向いて生きていきましょう。
このコロナに必ず我々は打ち勝てます。

このメッセージが皆さんの心をすべて癒すことができるとは思っていません。
またこのメッセージがどれだけの意味を持つかもわかりません。

でも我々は一人ではなく、皆と共に戦っています。
我慢の日々が続きますが、皆で協力し合い、頑張って乗り越えていきましょう。

高校生へ

高校総体の中止が決まりました。
予選、本戦を目標に日々努力をされていた高校生の皆さんにとって
とてもつらい決定かと思います。しかし、皆さんの人生はこれからです。
私は高校3年のインターハイでは
団体、個人戦共に県大会で敗れ、本戦に出場できませんでした。またキャプテンという立場にあった中で、母校が20年以上続けていた
団体戦本戦出場の記録も途絶えさせてしまいました。とても悔しく、情けなく、多くの涙を流したことをいまだに覚えています。しかし、この経験が柔道家としても一人間としても成長させてくれたように思います。高校卒業後、大学に進学する人、就職する人、柔道やスポーツを続けたり、
やめたりする人、それぞれの道があるかと思います。この悔しい経験も、また皆さんがこれまで築き上げてきたこれまでの努力も
間違いなく次なるステージで活かされると思いますし、活かすべきです。明るい未来を切り開けるか開けないかは自分次第。
そのためには今は我慢です。この見えない強敵との戦いに必ず打ち勝ち、
皆さんが、更に後輩たちが様々なことに一生懸命打ち込めるような環境が
取り戻せるように頑張っていきましょう。
私もできることを全力でやっていきます!

井上さんが学生みんなに熱く語りかけていることは、

これまで重ねてきた努力は、絶対「無」にはならない!
悔しい思いや経験は、間違いなく自分を伸ばす原動力になる!
必ず、次のステージに活かされる!

井上さんは、
今のこの状況を自分が学生だった頃のこととオーバーラップさせているのでしょう。

新型コロナ騒動は、感染者の数も減ってきており、その広がりも勢いがやや鈍ってきた
感があります。
しかし、第二波、三波が来るとも言われていますし、人との距離、自宅で過ごす時間も
まだまだ続けなければなりませんし、油断は禁物です。
井上さんは、
このようなときこそ、普段やりたいと思っても時間がなくてできないこと、
井上さん自身、スポーツビジネスや医療関係の本を読んだり、料理をしたり、
新しいトレーニングを考えたりと、
「やるからには楽しいことも生きていく中では大事。何事もプラス思考で!」
とも言っています。

監督としては、東京オリンピックに向け、
チームの方針が固まった段階で、2021年に向けてウェブ上でミーティングや講義を
定期的に行なっていくそうです。
まだ国内外の大会再開の見通しがつかない状況でも選手とのコミュニケーションは
絶えずとっていくということのようです。

柔道・井上康生監督の妻・東原亜希のいま

柔道・井上康生監督の奥さんは、元タレントの東原亜希さんです。

2003年ごろからフジテレビの格闘技番組「SRS」(スペシャルリングサイド)の取材で
知り合い、2008年1月にお二人は結婚。

私も格闘技観戦は好きなので、この「SRS」は観ており、浅草キッドと一緒に番組に
出ていた東原さんには好感を持っておりました。
そんな東原さんは、今ナニをしているのでしょう。

東原亜希さんは、

1982年11月11日生まれ、神奈川県・横須賀市出身。
2003年、アサヒビールのキャンペーンガールとしてデビューし、
その後、モデル、タレント、キャスターなど幅広く活躍。
結婚後は、双子を含む4人の子宝に恵まれ、個人として株式会社Motherを設立。
ママ目線でアパレルやスキンケア、食品など様々な商品のプロデュースを行なっています。

2020年4月20日には、本を出版。
タイトルは、『 life is good – 東原亜希の幸せな家族をつくる日々 -』
この本は、東原さんファミリーに1年間密着したドキュメンタリーのような内容に
なっているようです。

本のなかには自宅のあらゆるアイテムの写真が盛りだくさん。
また、食卓やキッチンの風景、インテリア、普段のショッピング、ご近所さんとの
お付き合い、子供への教育風景など、家族のありのままの姿にフォーカス。
さらには、亜希さんから康生さんとの出会い秘話や子育てについての話が
インタビューを受ける形で紙面いっぱいに掲載されています。

詳細は、コチラから
↓ ↓ ↓

亜希さんの インスタグラム も大人気です。

本の撮影は、2019年12月に終了したそうです。

https://www.instagram.com/p/B5nAhBmAanl/

いつまでも仲の良い夫婦でいてほしいですね。

https://www.instagram.com/p/BhIdfL4BEs9/

まとめ

井上康生監督の熱いメッセージは、子供たちの心に響いたことでしょう。
今はとにかく我慢のとき。努力を続ければ必ず花咲くときが来る!と。
苦労に苦労を重ねて栄光をつかんだ五輪・金メダリストの言葉だけに
重みがありますね。
東京オリンピックでは、金メダルを量産できるよう力強い指揮を期待します。

そして、奥さん亜希さんとのTV共演、いつか見てみたいですね。

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