追悼・北別府投手、決意の仰天プロポーズ!そして、俺と結婚したら●●やるつもりでいろ!

元広島東洋カープのエース・北別府学さんが、6月16日亡くなりました。
65歳という若さでこの世を去ったことは球界に大きな衝撃を与えています。
長年にわたる血液の癌・白血病との闘い、奥さんも毎日大変だったと思いますが、
その奥さんにした北別府さんのプロポーズの言葉は、ちょっとなかなか言えないものです。
そして、そのあと奥さんに北別府さんは、あることを「覚悟しておけ!」とも言っています。
その「あること」ってナニ?
あ、その前に、驚きのプロポーズ、北別府さんは何て言ったの?
それは・・・

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追悼・北別府投手、決意の仰天プロポーズ!

出典元:https://news.yahoo.co.jp/

1957年、鹿児島生まれの北別府さん、
野球を始めたのは中学生のとき。
高校は、宮崎県立都城農業高等学校に進み、1年目からエースとして活躍します。
残念ながら甲子園への出場は叶いませんでしたが、1975年、高校野球・春季九州大会の1回戦で福岡の伝習館高等学校を相手に完全試合を達成したことがプロの目に留まったのでしょう。
その年のドラフト会議で1位指名され、広島東洋カープに入団します。
1975年というと、そうです。 広島カープが初優勝した年です。
活気づいている広島の街に頼もしい青年がやってきたわけです。

そんな北別府さんは、1977年からローテーション入りし、めきめき力を発揮。
翌年には10勝をマーク、そして、その後なんと10年連続で2桁勝利をあげます。
今は亡き古葉監督率いる広島カープの黄金期を支えました。

そしてそして、今回の本題です。

プロ入り7年目、1982年に私生活にも春の訪れが!
北別府さんは、元ミス日本の広美さんと結婚しますが、
シーズン前に口にしたプロポーズの言葉がこれまた凄い!

「今年、20勝を挙げたら結婚しよう。」

どうです!?
20勝なんて、そうそうできるものじゃないし、そんなピッチャーが現れても数年に一人というレアなこと。
今年20勝できなかったら来年とばかりに、ただ「20勝を挙げたら・・・」と言ったのではなく
「今年!」と逃げる場を作ることなく言ったのだから、凄い!のひと言。
そして、有言実行してしまったわけです。
「もし、20勝できなかったら・・・」
彼の頭のなかにはネガティブな考えなどなかったのでしょう。

そして、元ミス日本の奥さん、
夫の病が難病だけに大変だったと思います。
流れる映像や写真からはマスクをした姿でお顔を拝見することはできませんが、
私は、お二人の婚約当時、写真週刊誌でお二人のツーショット写真を見ました。
奥さんは田丸美寿々似の美人さんだったことを憶えています。

出典元:https://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/

そして、俺と結婚したら●●やるつもりでいろ!

北別府さんが、結婚前、奥さんに言った「●●を覚悟しておけ!」の●●とは、農業 です。

北別府さんが通った高校は、宮崎県立都城農業高校。
もうこのときから農業に興味があったのでしょうね。
現役時代から家庭菜園で野菜作りをしていたそうですが、
数年前、東京農業大学出身で広島県広島市にある老舗醤油メーカー『川中醤油』の会長である川中敬三さんと会う機会があり、もっと本格的に農業をしてみたいと思っていた北別府さんは川中さんと意気投合。
第1次産業の振興を通して地域創生を目指すことになり、「北別府アグリプロジェクト」を
立ち上げています。

出典元:https://www.sankei.com/

なかでも北別府さんは、ドレッシング開発に力を入れ、
北別府さんの呼びかけで、川中醤油をはじめ、企業5社・団体がその開発に参画しています。

オリジナル・ドレッシングのベースとなる野菜は、玉ねぎ。
その玉ねぎのなかでも使用するのは、「ケルたま」と呼ばれるもの。
血液をサラサラにし、動脈硬化予防の効果もある成分「ケルセチン」が多く含まれているといいます。
この「ケルたまドレッシング」
野菜にかけて食べてみると、さっぱりとした口当たりで、みじん切りにされた玉ねぎの食感や甘みを楽しめるそうです。

商品は、広島県内のスーパーに並んでいるようですが、ぜひ、味わってみたいですね。
全国に拡販されるようになるといいですが・・・。

出典元:https://mrs.living.jp/hiroshima/town_gourmet/

安定感のあるピッチングは、足腰がしっかりしていないとできないと思いますが、
通算213勝をあげた北別府さんの場合は、野菜作りの畑仕事で鍛えられたといってもいいのではないでしょうか。

まとめ

北別府さんは、2020年1月に自身が出演する広島テレビの情報番組のなかで、
成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。
5月、骨髄移植を受けるために入院し、ドナーとなった次男から骨髄の提供を受けました。
手術は無事成功し退院するも、移植後の患者特有の合併症である移植片対宿主病(GVHD)の影響からか退院後も度重なる病気と闘っていました。

そのため、アグリプロジェクトは、暗礁に乗り上げかけましたが、自らもプロジェクトに参加している北別府さんの長男は、ここで止めてはいけない!参加者一丸となって成功させよう!と、父が監修したドレッシングを多くの人に味わってほしいと言っています。
北別府さんを悲しませてはいけない。頑張ってほしいです。

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